【CD】Academy fight song | early days
【CD】Academy fight song | early days
RUMTAG、タイガンなど様々なバンドでで活動しているeiji morodomiと Strange Over The Sun、Centerhitsなどで活動していたgivegive とkabacにより 2021年に福岡にて結成されたAcademy fight song Kültti kasettiより2022-2023の間にリリースされ完売していた3本のカセットテープをまとめ 新曲を追加したCDがリリース! 各メンバーがやっていたバンドのファンの方はもちろん Dischord、SST周辺、後期Jawbreaker、Jawbox、そしてeastern youth、bloodthirsty butchersm、COWPERSあたりのジャパニーズオルタナティブイーモウファンの方も是非手に取ってください! 全12曲 1.PRYING 2.A.M 0:00 3.KIRIGANAI 4.UNDERTAKER 5.ITOSHIMA CALLING 6.KANATA 7.EMOTIONAL RESCUE 8.NANSEI 9.DANSHARI NIGHT DAYS 10.MAKOTOSHI 11.RIVER 12.IT'S MY LIFE "Academy fight songは可能性に住む。" ここに私の知っていること、見てきたもの全てを記したい。流離達の軌跡は遥か彼方。どうか多くの方々へ届くようにと祈りを捧げる。Fugaziの来日は当方にとって人々の見聞でしかなく魂だけが言霊のように残る。たとえNirvanaが全てに謝罪しようとも音楽は死なない。そこに世紀末の華やかさなんてものは到底見合わなかった。混沌とした90年代のカオティックワールド。日本でもそれはどこか狂気を帯びて侘しくて寂しくて、それでもどこか力強くて琴線に触れるようなメロディを持ったバンドだけが今尚語り継がれる。北海の息吹は呼吸し続けるんだ。俗社会では、ありありと悲しい現実だけが浮き彫りにされ情報は錯綜する。時間だけが残酷に過ぎ去り、堕落した日常の行く末には何も残らない。邪推を招くかもしれないが勿論ひどく個人的な話で、つまり自分は先人達の栄光を賞賛することしかできなかった。それでも神は俺を見放さなかった。せいぜい空白の30年を埋めるようにと御告げをなさった。Academy fight songというバンドとの出会い。初めて音源を聴いた時、心底血湧き肉躍った。これは決して偶然なんかではない。同じ屋号の下、引き合わせてくれたDude達へ感謝したい。 "ないはずの記憶が蘇る。" 1stでは戦慄に相応しい静と動のオルタナティブグルーヴを華麗に描いた。DischordのHooverあたりの暗がりを微かな光で照らす感覚。初期5年のJade treeの渇いた雰囲気。Drive like jefuやRocket from the Crypt、Hot snakesのようにドライビングするベースラインとドラム。そして何より曲の展開構成が秀逸。音楽の興奮して高揚して感動する部分を第三次元展開に落とし込む技術、アイディア、脳汁出まくりの充実感。三位一体のバンドアンサンブル。身内ではボーナスステージと呼ばれている超常現象。聞きどころ満載の初期衝動かつ衝撃連鎖としか形容する言葉が出なかった。2ndでは印象として90年代の抽象的な部分を表現するアプローチがうかがえた。それは激情や叙情、アーシーとは全く別物で内の美とも言える本当の意味でのオルタナティブロック。JawbreakerやJets to brazil、Jawbox、Jchurch、はたまたJmascisといったJの意思にも通ずるような感触。労働から滲み出た日常での気づき、郷土愛が音像として浮かび上がり、不協和音や変拍子さえも支配していく。原点にも立ち返る圧倒的な余裕が、より猟奇的というか言うなれば彼らはどんなシチュエーションにおいても世界観が成立してしまう。勿論盛り上がりの時があって予定調和があろうがなかろうが安定しているし、盛り上がらない厳粛な時こそ真価を発揮する。ダークで内省的に訴えかける音像に心を奪われる。これこそ中庸の様、醍醐味ではないだろうか。そして堂々たる3rd。なんといっても3rd。筆者は高揚をひた隠すも拳を握らずにはいられなかった。三部の物語を締め括るに相応しい大団円にして唯一無二の作品であることは間違いない。それはNahtやEastern youth、Butchersといった北海の息吹に呼応するかのような渦潮。それはシンフォニックに日本海を越冬する船便。爽やかで疾走感を帯びた表題曲は、俺たちの音を感じろと言わんばかりに郷愁に満ち溢れる。懐かしむだけにはしない。そのバランスたるや本筋。でも決して平衡感覚の保たれない危うさがインストにはあって、真しやかにギターは囁くはずもなく完全体のMakotoshiが音の洪水として轟く。そしていつの間にかAlbum leafのように暖かい南西の風が優しく包み込んでくれる。前日譚を匂わせるように幕が下りる。様式美は決して悪ではないが、彼らに予定調和は見合わない。脆く儚く行き場もなく彷徨い続ける得体の知れない何かが閾値として存在しているんだ。 ギターは円熟味を帯び、ささくれだった轟音を解き放つ。まるで一人間の生き様が滲み出ているようだ。それを彩るのは穏やかで淑やかな日本語の美しさであったり、時折放つ咆哮も小気味良い。そして彼らの曲調を決定づけるのはやはりメジャーへの歩み寄りで、もはや真骨頂。愛嬌すら覚える。John fruscianteとFugaziの出会いはまさに必然だったのだ。加えてJoe lallyを彷彿とさせる剛柔あるベース、Cowpers的ハイトーンコーラスは字が余れば余るほど鳴り響く痛快無比の歌声。変幻自在のカルマ溢れるドラムは、ありとあらゆるリズム音楽を踏襲し超越された。自分の音でブチ上がり酔い痴れるキースムーンのようなテンションで絶頂に達し果てる。さらにはJohn McEntireがBastroで繰り出したポストロック前夜の鬼神の如きドラミングを垣間見ることができるだろう。あたかも化身が乗り移ったかのような破壊と創造。まさに三位一体、磐石の布陣。集合知は大成された。ここに役者は揃い全ての解答が出揃った。戦慄を覚え中庸を極めた先には、神々の戯れの景色が広がっていた。 "彼らは可能性に住む。なぜなら彼らは自分たちの世界を知っているから。毎日葛藤して自分達に打ち勝ち、最高を更新し続けてくれるから。" Text by Crucifive ten (dryacid)
¥1,500
【Cassette Tape】 WETNAP | gnarled
【Cassette Tape】 WETNAP | gnarled
昨年にリリースされた東京3ピースWETNAPのアルバム"gnarled"が カセットテープのファーマットで再リリース!! Side A 1.Livre 2.Summer Solstice, Fern In A Dream 3.Permafrost 4.Now, I Know Side B 1.Strickland 2.Life Is Beautiful 3.No.6 4.Always 5.Cold Inside wetnap  2018年東京にて結成。 メンバーは過去Votzcoにて狂熱エモーショナルの限りを尽くし、現在Nextなアプローチを模索し続けるアサノタカシ(Gt)、元The Doodles、並行しゲタゲタなどにて各国・各年代多くからの影響を独自表現にてアウトプットし続ける才人クロサカユウコ(Ba)、そしてNorth by Northwest、GAKUDAMAや各サポート等の活動を同時進行させ、底無しの個人活動ペースにてシーンを叩き盛り上げ続けるコイケユウキ(Dr)の3名となる。  2019年に挨拶作としての『4 Songs E.P.(TAPE)』をリリースし、その明らかに個性強すぎるメンバーの組み合わせにて始動したこのバンドは、今年あらためて活動継続4年目を迎えるに至った。  その灰汁強き3名の存在感溢れる楽曲、活動全てをぶちまけたかのバリエーション、それらがバンドの真誠として収録された初Full-Length Albumレコード(LP)。フィジカル作品が2022年10月、遂に発売される事となる。  今作は、生々しさ・危うさすらもパッケージしたかのサウンドにて、『その場所』でのリアルを前提に置いた一発録音・バンドの形がストレートに体現された9曲を収録。  その緩急ある展開にて連続される各曲は、広義におけるMelodic Punkといったジャンルが最盛期から地下へ潜るまでの音楽定石を、多角的な目線にて紡いだオリジナリティに溢れている。  (Alt-countryのルーツ的な)淡きナンバーがじわじわとバーストしていく様から外周はスタートし、そこから一転音源を引き立てる各Voが連続される形を主軸に、ノイジーな渇きが詰め込まれたキラーなGtが疾走する。俯瞰的に寄り添い〜各Trackの抑揚を展開に落とす為のパターンを使い分けるBaにて流れはより際立ち、楽曲を音楽的により一層強く鳴らす・刻むDrの熱き空気感にて3点は成り立つ。それら各パートの存在が生々しきドキュメントとして爆音に鳴らされ、曲順含め非常に『面白い』アルバムは進んでいく。  引き合いを出すのであれば、『これはThe Weakerthans(1st) 、Team Dreschの日本的Under Ground解釈ではないか!』と思わせる90年代心地良きベールに覆われながら、メンバーが公言するShudder To Think、Les Thugsといった極論Dinosaur Jr.を起源とした当時のAlternative Guitar Band群に集約されていく。そこからより踏み込めば、要素としてのVolcano Suns~Mission Of Burma、Last Stand(Scum Guns)な80年代後半におけるBoston界隈かのギターワークが実態としてGarageな感覚に乗るよう随所に響き、「A Brief History~」頃のLilys(様々な遷移があるバンドにおいての)インスピレーション(こちらもメンバー公言)的なアイディアも加味される。愛嬌と狂気の同居を感じるBaの楽曲が以降専売特許にすらなっていきそうな才覚を盛り込み、A-Heads〜SpitboyあたりにおけるDIY PUNKからの影響も感じ取れ、そこには決別の意味ではない『表層での括られ方』を音楽的な表現として無に帰すかの自由なグラデーションが正に表されている。そしてDain Bramage(Dave Grohl)かの80年代USベースメントな空気感~当時の先を予見させる音楽的な派生を若き手の中に収め『8ビートを叩く、ライドシンバルを振幅限界までぶち鳴らす』事における魅力を言葉でも語り体現するDrの一打一打は、インパクトと飛び散る熱量を汗に乗せ、日本において地に続くR&R醍醐味を現代の息子として相乗させる意味を担っている。  はたまた懐かしきRadon等ゲインズビル近郊Melodic Punkを一度リセットしたかの再構築された見方などなど、、、作品としての各所醍醐味とバリエーションは、細かく聴くごとに都度フラグ立てられていく。  そしてこれだけ様々なバンド名を上記に書いている理由は、このバンドメンバーが自由に『音楽を聴きまくる』人間達である事に対しての、レーベル側としての勝手な誠意であることもここに付け加えておく。  今作の録音/Mix/Masteringはヨコヤマレイ氏(Storohorn Music Laboratory)、Cover Photo:イハコウタ氏(アサノタカシ20年来の親友)、そしてアートワークはバンドが全て制作を行いながら、アドバイザーにスズキユウマ氏(Endless Homework)が協力。多くの人間のサポートを元に、このバンドのアイディアが具体化された音源は完成された。
¥1,650
【CD】DOTRASH | Color Spectrum
【CD】DOTRASH | Color Spectrum
BOYS ORDERのフロントCHIHIRO氏&CAPTAIN氏 にex Pram BathのDr.REIKO氏を加え 2021年秋に結成されたNEW BAND "DOTRASH" ハードコアキッチンよりリリースのデビューアルバム! カラフルドットにまみれて踊れっ!! ■ 曲目 1. Color Spectrum 2. Come To Life 3. Order Disorder 4. Shocking Beat 5. Midnight Birthday 6. Dotrash Days 7. Motion Emotion Do Trash(めちゃくちゃやれ!) Dot Rash(斑点だらけ?)どっち? センス抜群のネーミングDOTRASHの1st音源集! キャリアの上乗せではなく、かと言って単なる回帰思考とは違う…若き日の身体に染みついたサウンドやメロディはそう簡単に消えやしない…PUNKは勿論、NEWWAVE,80's,METAL,ROCKクラッシック,folk…彼らの脳内書庫は膨大なPOPに溢れてる。瞬間に口をついて出たメロディに背かず自然体の潔さを感じる。 殻を脱ぎ捨て解き放たれたPOPなDOT(曲達)は正に純粋で衝動的で荒々しさと切なさを同時に併せ持っている!閉鎖的な社会とはうらはらにフリーダムがスパークするオールエイジに届く素敵な作品なんだよな〜DOTまみれでめちゃくちゃになってくれ!! Escargot (NOWON / DOUBLE BOGYS) ■Profile 国内外ツアーやフェス、自主企画や海外バンド招聘に来日サポート、国内外様々なレーベルからアルバムやV.Aをリリースし、精力的に活動して来たBOYS ORDER/PRAMBATH/RADIO SHANGHAI/THEE BOSSMENのメンバーが心機一転! 新たにイチからスタートした 新バンド「DOTRASH」 メンバーは Drums REIKO LEOPARD. Guitar & Vocal CAPTAIN LFO. Vocal & Bass Synthesizer CHIHIRO ISADORA. 2021年秋本格的活動開始。 PUNK/NEWWAVE/POWERPOP/GARAGE PUNKを軸にDOT×RASH(水玉だらけ) DO×TRASH(めちゃくちゃにしようぜ!) とWミーニングの造語からなる"DOTRASH" 自由に音を楽しみ、Strawberry Swithbladeの如くメンバーそれぞれ様々な水玉を纏った衣装や、CHIHIRO ISADORAのハイパーなボーカルは一度見たら(聴いたら)忘れられない強烈なインパクトを残す。7曲入りデビューミニアルバム「DOTRASH」 HARDCORE KITCHENよりリリース! 日本語詞と英語詞を織り交ぜ、ハードだったり、ノイジーだったり、時にはダークに、 バンドのテーマソングでもある「DOTRASH DAYS」を含む全7曲7色! ドットでポップに弾ける!カラフルな7 colors!! Release Party Infomartion DOTRASH release party "Color Spectrum" 2023.3.12 Sun AT 大阪梅田ハードレイン ticket adv ¥2000+1drink open 18:30 start 19:00 act / yokoThema (Tokyo) turncoat (Ehime) NOWON DOTRASH info & 前売り予約 dotrashdotrash[@]gmail.com ANOTHER SCHEDULE DOTRASH 2/25(土)神戸108 3/12(日)大阪ハードレイン レコ発 4/1(土)京都POP! PIZZA Chihiro Isadora (ソロ) 3/28(火)京都POP!PIZZA
¥1,760
【2×CD】 yarmulke | the complete discography (Ltd:300)
【2×CD】 yarmulke | the complete discography (Ltd:300)
2000年代初頭、京都で活動た激情ハードコアバンド"yarmulke" 彼らの作品、現在は廃盤となっている1st、2ndアルバム。 それらに未発表音源を追加した形で ノルウェーのKakusan Recordsが2021年にカセットテープで リリースしたコンプリートディスコグラフィーを、 3LAが2枚組CDのフォーマットとして限定リリース! 京都からノルウェー、東京を経由してリリースとなる今作、 3LAのレーベルロゴはKAZUHIRO IMAI氏によるもの 京都2000年代初頭の激情ハードコアシーンを再カクニンセヨ! tracklist: Disc-1 1. サチ - Sachi 2. シータ - Theta 3. カラス - Crow 4. 宇宙 - Cosmos 5. 断絶 - Disconnection 6. マワル - Ramble 7. 断絶 - Disconnection (Demo) 8. 糸 - Thread (Pre-recording) 9. 最後に見える風景 - Last View (Pre-recording) 10. モノクロ - Monochrome (Pre-Recording) 11. 糸 - Thread (Demo) 12. 飛行機 - Armed Airplane (Demo) 13. 宇宙 - Cosmos (Demo) Disc-2 1. 糸 - Thread 2. 飛行機 - Armed Airplane 3. 最後に見える風景 - Last View 4. 39.7/noize: {TRES} 5. ナマエハアリマスカ - Your Name 6. One Theater In Square 7. モノクロ - Monochrome 8. Unreleased Studio Session 9. Unreleased Room Session about : 1990年代のDIYハードコア黎明期を経た2000年代初頭、アンダーグラウンドシーンでは新しいパンクとしてのScreamo/激情ハードコアが花開き、様々な国・都市から独自の解釈や表現を確立したバンドが世界同時多発的に出現していく時代があった。yarmulkeはそんな2000年代初頭に京都にて結成され、2006年に1stアルバム『yarmulke』を自主制作にてリリース、そして2008年にはOto Recordsから2ndアルバム『one theAter in square』をリリースした。彼らの残した2作品は日本でも盛り上がりをみせていた激情ハードコアのムーブメントの中でも特異な存在感を放つ名作となったが、2020年代に入った現代では残念ながら廃盤となっている。シーンの特筆すべき名盤であるこの2作を廃盤のままにしておくのではなくカタログとして再び世に提示すること、リスナーの手に届けることが本リリースの最大の目的である。インターネット黎明期、そしてSNS未到来の2000年代という時代、Google検索で簡単に答えを得るような時代ではなかったからこそ、2000年代のアートには突き詰められた試行錯誤の過程で描き出された表現があり、そこに何とも言えぬ魅力がある。それが世界的な2000年代Screamo/激情ハードコアの再評価が加速している理由なのかもしれない。 本作には1stアルバムと2ndアルバムの全曲に加え、そしてその前後、制作の過程に存在したデモや未発表の音源を収録した全22曲のコンプリートディスコグラフィとなる。2枚組CD仕様となっており、本数限定でKakusan Records(ノルウェー)/Zegema Beach Records(カナダ)からリリースされたカセットテープ音源の収録曲と同じ内容となっており、Disc1には『yarmulke』とデモトラック等の13曲を収録、Disc2には『one theAter in square』と未発表のセッションテイクから2トラックを加えた9曲を収録、CD版アートワークはMario(Svdestada,Khmer)によりカセット版の方向性を引き継ぐ形で再構成されています。また歌詞については日本語/英語対訳がそれぞれ掲載する形をとり、日本国外のリスナーに対しても楽しめる内容になっています。膨大なエネルギーと思考の痕跡が刻まれた楽曲たちは激しく、そして美しい日本の激情ハードコアに更なる革新を試みた記録。それがもし若者だけに許された特別な時間の産物だったとしても、今改めて聴くべき価値のあるもの。
¥3,300